2012年11月27日火曜日

労働

今日は同僚がお客さんからお叱りを受けたらしく、大変だった。まず、マネージャなどではなく、一応(とか書くと少しかわいそうだけれど)は技術者のはずの同僚がお叱りを受けるという状況から既に大変なのだけれど…

まずいわれたのは、こちら側の進捗が全く把握できない、これでは困る、ということだったそうだ。
都合で、週に一度の打ち合わせを除けば、メールによるやり取りしかできない状態で、それでもメーリングリストに進捗なり資料なりをばしばし投げてるはずなので、進捗が把握できていないというのは、お客さんの能力が低いのだろうなあと思った。

しかし問題は、社内的にもプロジェクトの進行について破滅していることで、内部の issue tracker でタスクの管理がまともにできていないというお叱りを受けたらしい。内部の issue tracker 見せたのか…という感じだけど、まあお客さんに見せろといわれたら見せるしかないか…

社内的にプロジェクトの進行が破滅している理由は明確で、社内のチームの破滅が原因になっている。本来なら社内外についてプロジェクトを管理しているはずの、ある程度技術の分かるプロジェクトマネージャは、恐らくは多忙を理由に、外部との連携にだけ注力している。かわりに社内のチームを管理しているマネージャには、技術はもとより、マネージメントに関しても明るくはないであろう人物が割り当てられている。これでは当然チームがうまく動くはずもない。しかしそれは、人間の足りないところに、有体にいって適当に見繕った人間を割り当てたせいであって、マネージャとして割り当てられた人間に非はない。明らかに采配を誤った人間がチームを破滅させている。
兎に角、結果としてプロジェクトもチームも、まともにマネジメントされていない。issue tracker に登録されている issue の殆どはボクが作ったものであり、それは当然お客さんが見て進捗を把握できるように作られたものではなく、作業者(殆どはボク自身だ)のために作られたものだ。それらやそのガントチャートを見て、お客さんがタスクの管理がまともにできていないと感じるのは、視点が違うので当然だと思う。というかボクから見ても、まともにプロジェクトはマネジメントされていない。

更には、その社内的なマネージャに対するお叱りもあったらしい。端的にいって、チームもプロジェクトもまともにマネジメントできていないのではないか、ということをいわれたようで、間接的にそれを告げられた当人は相応のショックを受けているようだった。繰り返すが本人に非はない、とボクは思う。
そもそもマネージャとして立っている人間は、本来はマネージャとして弊社に来たのではなく、なし崩し的にマネージャを任されており、特に今回のプロジェクトに関しては、自信がない旨をトップのマネージャに告げていたそうだ。不憫を通り越して、怒りを感じる。

まだあって…明日どのような形でもいいから進捗を分かる形で出せ、といわれたらしい。そしてこれをボクが聞いたのはなんと 19 時だか 20 時だかだった。お客さんとの打ち合わせはもっと早くに終わっていた。何故それを早く言わなかったのかも、何故それまでその作業を進めていなかったのかも全く分からないが、兎に角お叱りを受けた上でお客さんにやれといわれたことを放置していいわけがないので、何やら悩んでいる同僚と、凹んでいるマネージャと、手をつけていたタスクは一旦おいておいて、自分の把握しているプロジェクトの現状について急いで纏めた。お客さんが望んでいるものがどういうものなのか自分には分からないので、その辺りの修正は同僚に任せるしかなかった。それでもまあ、同僚の書いたものにあわせてぼちぼち直したりはした。

お叱りを受けた同僚も、マネージャ同様不憫ではあるが、何故やらないといけないこと、それも一人ではとても終わらせられないような量のタスクを放置していたのかはよく分からない。余程ショックだったのか。なんにせよアラートは早めにあげて貰わないと、何もすることができない。

しかしそもそも、お客さんが進捗を知らないといけないのは、お客さんもまたお客さんのお客さんに対し進捗を報告しなければならないからで…進捗の把握はお客さんの仕事なわけだから、それができないのを、全部こちら側が悪いといわれるのはどうにも納得がいかない。
そもそも明日までに作らないといけない理由はあったのだろうか。ないのなら、矢張り能力が低いのだろうなあと思う。能力の低い人もまあいるだろうけれど、それでボクの仕事が増えるのは困る。本来ならそこでプレイヤー間、組織間で生じた問題を解決するのはマネージャの仕事だと思うのだけれど、前述の通りの有様だ。


もう書くのも疲れたし終わりにする。草臥れた。

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