2013年4月30日火曜日

読書感想文

なんかまあ色々読んだりした。

ふたり(リンク先アマゾン)。つぼみ本誌とつぼみ Web で連載されていたもの。例によって頂き物ですありがとうございます…
とりあえずなんかえろいと思った(なにそれ)。内容とかじゃなくて線とかがなんか…
ボクの中の分類としては女の子がイチャイチャするだけ系(なにそれ)なんだけれど、それにしても特別盛り上がるような場面はなく淡々としているので、読了後に何にも残らない感じがする、としか感想が書けないくらい本当に淡々としている…あえてあげるとすると 54 ページみたいなのは好きです。
まあこういうのもありなのかなあ。

魔法少女リリカルなのは Vivid 1 巻から 9 巻。借して頂けたので読んだ。ぶっちゃけ DRAGOON'S BACK のために読みたかっただけで…
魔法少女とかいってるけれど、超能力ありのスポコンもの。なのははテレビシリーズの最初のほうしか魔法少女ものと呼べない気はするし最早どうでもいいけれど…
とりあえずキャラ多すぎると思う。大会とか参加させると、対戦相手がどうしても出てくるわけで、仕方ないといえば仕方ないんだけれど。
うまくいえないけれど、ラノベ読むみたいな感覚で読めた…多分絵とかコマ割りの関係だと思う。まあこの人の絵は好きになれないなというか基本判子なんだよな…記号化とかを超えて判子じゃんみたいなのは読むのやはりきつい。


あと Web 漫画。

RBB をついらー経由で知って読んだ。作者の方が三年前に亡くなられてしまっているのが悲しい。あと絵に時代を感じる。お絵かき BBS 全盛期独特の描き方みたいなのってあるよなあ。100 万ゴールドの男の人なんかに近い。
有体にいうと穢多を巡る群像劇。ページ数の割りに話は大きいし、絵柄の割りに話は重い。ボクみたいなのがこれ以上偉そうになんか書くのは申し訳ないほどよくよくできているので、まあこんなもんにしとこう。
しかし、シローマルはそういう役割だから仕方がないとはいえ、救いがなさすぎるよなあ。リホもそう長生きはできないわけで…まあほとんどの登場キャラに救いがないんだけれど。それはしかし、ちゃんと一貫されたものなんだなあと感じる。漫画本編自体は一応明るい風に締めているけれど。

虫籠のカガステルを Skype で教えてもらったので読んだ。連載当初からそれなりに絵はうまいんだけれど、若干古臭いのと、ちょっと荒かったのが、終わるころにはもっとうまくなってるし絵柄も今風になってて、気がついたらイリがやたらとかわいくなっていって面白かった。まあ 7 年も書いてればそりゃあという気はする。あと主人公のキドウも大分変わったけれど、これは作中で人間的にも変わってるからなあ。表情とかはまあそりゃ変わるか。
もうちょっと駆除の話があっても良かったのに、というところが残念な感じ。しかし結局最後は人間同士が一番ドンパチやってるじゃんという所は、狙ったのかはわからないけれど面白い。
人間と非人間の境界の話、どこにも居場所のないヒロインと逃避行する話、としてみると RBB と似てるなあと思った。いやまあどっちの作品もそんな単純な話ではないんだけれど…まあでもそういう風に見ると、どちらも王道な感じがする。
色々書きたいことはあるけれどちょっと疲れてきたのでおしまい。

RBB もカガステルも、まだ先が読みたいなあと思う。RBB はもう叶わないし、仮に叶ったとして、もう次はどうやってもハッピーエンド風になんて描けないし、そもそも群像劇としてはしっかり終わっちゃってるから、違う感じの話になるとは思うけれど。
カガステルはまだ普通に続けられるし、続かないかなあ…RBB と違って、こっちは作中にもでてくるけれど、本当にフリダシだからなあ。

どっちもそのうちもう一度読み直そうと思う。

2013年4月27日土曜日

現実

仕事が忙しくて(?)忘れていたけれど、23 日は父方の祖父の三回忌だった。思い出してすぐ母に電話したら、伝えたら帰ってくるだろうから伝えなかったと。交通費や体調のことを心配してくれているのだと思う。
忘れていたボクがまあ悪いんだけれど、覚えていたとしていけるような余裕があったのかというと、母の心配しているとおり、まあない…なんともいえない気持ちになる。

久しぶりの投稿が暗い…近況と読書感想文でもまた書こう。近況なんて、ぼちぼち仕事しつつ寝てるくらいしかないけれど。

2013年4月14日日曜日

なのは…なのは…なのは!

三回呼ぶんですよ、名前を。

リリカルハッカソンいってきた。
1st は見たことあるので適当に作業しながら流し見。
A's はテレビシリーズのほうがそんなに好きでないので最初は流し見だったけれど、話が大分変わっていたので、途中からずっと見てた。とりあえずヴィータさんは矢張りかわいいですね。小さい女の子が大きい武器とか盾とか持ってるの、絶対的なかわいさがある。それ抜きでもまあかわいいけど…

とりあえずグレアムさんがいなくなってた。びっくり。
テレビシリーズだと、突然現れた明らかな敵対関係にある四人の騎士と、敵か味方か分からない謎の仮面の人…みたいになってたのが、色々ぐだって最後は円満解決みたいな話だったけれど、あれは毎週放送するテレビシリーズだからこその構成なので、劇場版で切ったのは正解だった気がする。おかげで、何ではやてさんが裕福っぽいのかとか(両親の遺産だと劇中で一応いってたけど)、デュランダルが突然出てきてなんなのこれとか、妙ちくりんになっていたけれど。

無印というか 1st というかは、テレビシリーズではなのはとフェイトの友情にフォーカスされていたのが、劇場版では物語にフォーカスされていたわけだけれど、A's 劇場版は視点を変えたというよりは、単純に最終戦までに必要な要所要所だけを残しつつ再構成したような感じになっていた。気がする。切り離しそんな簡単なのかよって感じだったけれど、あれは元からそうだった気もするな…あと作戦が雑。テレビシリーズだとグレアムさんの計画から派生する形で展開してたはずで、あんなその場で考えましたみたいな雑さはなかったと思うけれど、劇場版的にはあそこはド派手な戦闘シーン見せるのが目的だろうからその辺も諸々カットなのだろう。
1st も劇場版向けの話になっていたけれど、A's はなんというか派手なアニメーションとわかりやすい感動ポイントを見せるための話になってて、1st よりいかにも劇場版という感じだった。テレビシリーズの A's は、ありがちな構成と展開なんだけれど、結局何がやりたかったんだよみたいに終わったので、その辺何を見せたいのかしっかりしてる劇場版のほうがまあ良いかなあ…なんであれ好みの話ではないんだけれど。
話を分かりやすくするために、あらかじめ事件の存在を出してたりしたのもよかったと思う。でも「友達だ!」のシーンは変えて欲しくなかったなあ。あと闇の書覚醒のシーンも変える必要性全く無かったと思う、あれだとアインスさんの「ずっと昔から一緒でした」みたいな台詞が分かりづらいよね。
そういえばツヴァイちゃん MORE DEBAN よかったですね。

毎週やるのと劇場でガツンと見せるのってできることも違うだろうし、視聴者が望むものも当然違うだろうから、そういうの考えると順当なのかなあと思った。面白かったです。防衛システム消滅後のシーンで、皆それぞれ絡んでたのにザフィーラが一人出てこないのが一番の笑いどころだった。

2013年4月8日月曜日

週末

土曜は死んでた。気圧は下がり続けるし喉は悪いままだし…

日曜も死んでたけれど、頑張ってリリカルマジカル 15 行って来た。秋のゆきの新刊既刊が目当て。無料配布で店舗委託とかされないので、行かないと手に入らない…とりあえず既刊の 3, 4 に新刊の 5 手に入った。1, 2 はまあどうしようもないので諦めるしかない。そんなわけでミッションコンプリート。

だったのだけれど、それだけで帰るのもなんなので(それだけで帰ったら会場いた時間 1 分とかになるよ)併設のビビッドオンリーもふらついた。参加サークル数少ない上に、落としてる or 会場時点でまだきてないサークルあったので一瞬で回れた。ガチャガチャ置いてるサークルあったのでついまわしてしまった。ガチャ怖い…とりあえず、新刊ではないけれど既刊のこれがあたりだったので、行って良かった。会場に 20 分もいなかったけれど…

ビビッドはドッキングしたら記憶共有されるっていうおいしい設定あるのに、二話と最終話ぐらいしか生かされないし、最終話なんて取ってつけたような扱われ方で、生かされたとは正直言い難いし、全く酷い…
でもその辺突っ込んであんまりやると、ひまわりさんだけじゃなくて、実際はあかねさんからしてまず大変な過去があるので、やりすぎると作品が暗くなってしまうし、美少女がカワイイです、みたいなアニメだと難しいよなあ。でも一回ぐらいドッキングで記憶共有してドッキングできなくなっちゃう話とかあってもよかったのにね…

みたいなことを前から思ってたので、↑の本は大変良かった。これに限らず、記憶共有ネタは使いやすいから二次創作で使われまくりそうだなあ。

お目当ての秋のゆきの本は遊牧編の話もっと読みたかったなあ。2 がちょうどその頃に出てるから 2 欲しいけどもう絶対手に入らないだろうな…それにしても本編はあと 1 話で 4th クールというかベルカ編本当に終わるのかこれ。42 話を予告が間違ってなければ 52 話から現代編戻ってくるんだよな…また 100 ページ超えそう。

即売会の後は秋葉原をぶらぶら。ニンジャ文化祭があったらあしいのだけれど、会場が 3, 40 分くらい歩き回っても見つけられなかったので諦めた…

そんなもんか。あとヨドバシのポイントが 14,000 ちょっとあったので、ついうっかりペンタブレット買ってしまった。電子ピアノ欲しかったけれどこっちは体治ってから…本来買う予定だった USB ハブは買い忘れた。何やってるんだか…ペンタブレット、昔持ってた favo より倍近く大きくてスゴイ。
買ったはいいけれど、先週風邪ひいたおかげで仕事の進捗が大変悪かったので、今週末まではお預けかな…そんなわけでこの後ご飯食べたらお仕事する。
やれ無理ない程度に頑張ろう…

2013年4月5日金曜日

近況

3 月 30 日。
百合霊さんオフ会。ビビッドなんたらの BD 買って展示見てまわった後、秋葉原のアトレ四階で優雅に時間潰してたら気がついたら寝てて遅刻した…あほ…
そもそも参加のきっかけが開催決行するのに人数足りなかったから、という消極的な理由だったけれど、久しぶりにオフ会の類に参加できたのは純粋に楽しかった。ネームプレート持って行ったら驚かれた。逆にいうと誰もネームプレート持ってなかったので、最後まで顔と名前覚えられなかった。人数も開催が危ぶまれてたはずなのに多かったし…(言い訳)
矢張りというかなんというか、半数(まではいってないかな)は何らかの創作活動(not 同人活動)を大なり小なりしてる人で、エロゲの発売一周年のオフ会に参加する人なんて、そういう層が普通だよねえ…と思った。一方で「最近始めたばかりで…」みたいな人がボク以外にもちらほらいて、ニッチなジャンルで供給も少ないからかなあ、と勝手に納得したりもした。
あと矢張り女性が多かった。いや待てよ…女性の人数に対する感覚がプログラマコミュニティ特有のものになってないか…別に半数もいなかったんだから多くはない…でもエロゲだしなあ一応…でも百合を謳ってるし…
覚悟はしてたけれど、座ってゆっくり喋られるみたいな感じではなかったので、体はかなりきつかった。別に百合霊さんに限った話じゃないけれど、がっつり喋るなら静かめの個室ある居酒屋とかが一番ですね。
物理的な収穫としては、ソフマップ限定のキャラデザ載ってる小冊子読ませて貰えたりとか、ラジオドラマ聞かせて貰えたりとか。逆にあきレシピ見せてあげたりとかした。
一番印象深かったのは…矢張り皆ヤクザ整備委員のマウントシーンは好きなんだなあと思ったこと。

3 月 31 日。
ビビッドなんたらの BD がよくよく見たら「サンプル盤」。他にも同じカード二枚貰ったりしてた。購入日の店員さんが明らかに不慣れっぽかったので、そのためだと思われる。
そんなわけで二日連続で秋葉原へいくことに。交換対応になった。カードも素直に一枚お返しした。返す必要お互いにとってなかったな…結局交通費損しただけだし辛い。
次の日初出社日だしとっとと帰った気がする…あー違う。ねんぷちに釣られて電撃なんたらマガジン買って、ついでにビビッドのコミカライズも買ったんだった。あと買い忘れてた忍殺コミック ZIN で買った。ヤバイビビッドなんたらも忍殺もまだ一ページも読めてない。BD も見られてない。辛い…

4 月 1 日。
初出社日。前職も大概だったけれど緩い会社だなあと思った。前職の職場は入社時と大分雰囲気変わったけど。できてから二年もたってないベンチャーだし、こんなもんなのかなと思った。とはいえ貸しオフィスでも一応六本木森タワーで、案件も金額的に大きそうなので、なんだかすごいところにきちゃったなあ、とちょっと思った。庶民派っぽいなボク。
そういえば、休憩しますと宣言してそのまま寝てたら、ツイッターにそのことを書かれていて大変恥ずかしかった。でも実際前日のこともあって疲れてたんですよ…そもそもあんまり眠れてなかったんだっけ…
三日連続外出が続いたことで花粉症が大変だった。

4 月 2 日。
風邪ひいて死んだ。社会人力低い…何か二時間くらいうなり続けてた気がする。その後は記憶にない。でも仕事少しはしたんだっけ…?

4 月 3 日。
少しましになったけれど相変わらず。他の社員さんも風邪だとかインフルだとかでえらいこっちゃという感じになっていた気がする、けれど記憶が曖昧だ…

4 月 4 日。
もう治ったかなーと思ってたらぶり返した。最悪すぎる…結局いい加減ちゃんと休もうと思って昼も夜も寝た。確か。記憶が…

4 月 5 日。
ぶろがー全然更新してないなと思ってこれ書いてる。9 時から朝一で病院行くつもりだったのに、行き損ねた。まあいいか…

読書感想文

前職の元同僚より頂いた。いつもありがとうございます。

シトラス。
最初は表紙のめんこい女の子が主人公なのかな…と思ったら群像劇でした。誰が主人公?といわれたら志保さんだとは思うけれど。割とややこしくて、全体で二回、部分部分三回以上読んだ。
一番真っ直ぐな志保さんが最後の一歩を踏み出せず、他のメイン三人は志保さんのおかげで最後の一歩を踏み出せるというのがなんとも。これが背中を押す役割を持ったキャラの宿命なのか…
と思ったけれど、崇くんに限ってはそうでもないのか。本人に見えないところとはいえ志保さんのことフォローしたりしてるし、奈七美さんとのやりとりはあるけれど、半分くらいは自力。それどころか最後の一歩踏み出した後で、更に一歩引いてるんだよな好きな人のために…こんなイケメンが少女漫画なのに誰ともくっつかないって、崇くんも可哀相だな…
奈七美さんと蒼馬くんの二人は完全に志保さんのおかげ。蒼馬くんは単なるめんどくさシャイボーイなだけで悪意はないけど、一話除けば志保さんに割と酷いことばかりしちゃってる。奈七美さんに至っては明らかに悪意あったし釈明の余地なしみたいな状態、その上最後までありがとうの一言もなし…二人の向かう先が明るいとも限らないんだけれど。まあこの二人は他二人に比べて面倒な過去があるので仕方ないかも。奈七美さんのデレは崇くんへの一回だけか…攻略難易度高すぎるだろう…
うん、まとめてみると志保さん可哀相だなこれ…前向き元気っ子だから作品としては最終的に救われた雰囲気になってるけど…とはいえ幼馴染の崇くんとくっつけちゃうのはありきたりすぎて興ざめだし、青春難しいですね。

ひたいに三日月。
ニンジャの話。少女漫画にニンジャナンデ!?アイエエエ!!!ぶっちゃけヒロイン相当のゆたかさんよりヒーロー相当のニンジャ梓くんのほうがかわいいのですが、どうしてこうなった…あと三話で完全にヒロイン空気なんだけどいいのかこれ。最後まで完全に勢いだけだったなあ。とはいえその勢いのおかげで面白かった気がする。
オニの話。オチの割りにそこまでが長すぎて退屈だったかなあ…オチもなあ。イマイチ。
サンタの話。オチが即読めるんだけれど、構成がちゃんとしてるので、オチばればれでもきちんと最後まで面白く読めた。最後のコマはリボンしといて欲しかったかなあ…リボンどこから出したんだよという謎があるけど。あとこれトナカイって書いてますけど犬ですよね…アッハイトナカイです。多分一番面白かった。

外天楼。
エロ本をめぐるギャグミステリから始まり、メタフィクションもしくはメタメタフィクション、叙述トリックロボ SF、ミステリネタギャグ…から気がついたら人工生命やらなにやら入り混じって最後は全て謎のまま誰も救われずに静かに終わる。
二話は一見すると不要な感じがするけれど、三話との対比でみると、人間を殺したことに罪悪感を感じない人間と、製作者の意図通りではなかったとはいえ、ロボットを破壊したことに罪悪感を感じるロボット、という対比になっていて面白い…けれど、狙ったのか狙ってないのか。
というか割と長期間の連載なので当然だけれど、全体としてみると綿密に構築されたミステリというわけではない。序盤に張られている伏線はキリエくらい。とはいえこれはロボットとかクローンということにできたので、割となんとでもつかえる。一方時間経過のほうは謎で、物語最後に 26 歳のアリオは 11 年前まで一話の三人でつるんでいた…つまり 15 歳までつるんでいたことになるわけだけれど、そうするとキリエの姿が変わらないのはヤバイはずで…というかそもそも一話の三人の年齢関係なくキリエが外ぶらついてるのはヤバイ気がする…けどまあその辺はいいか。
最後の最後まで、アリオがどうしたいのか分からなかった。失敗作のフェアリーをどう処分したのかは完全に謎だけれどここは無視する。アリオ自身が、自分やキリエの情報を処分しようとしているのに、同じことをしようとした鬼口に対して怒りを覚えているのがまず良く分からない。既に証拠は燃やし終えているように見えるのに、冴子さんに「まだすることがある」とか言ってたけれど、その辺が関係するのかな?でも一体、何をしたかったのか。ここも謎。
そもそも冴子さんの推理では鬼口がしたことになっているけれど、これの真相もはっきりしていない。ダイイングメッセージの「シート」はフェイクだったわけだけれど、フェイクなのはいいとして、脅迫状来てるのに無視してたのかよ鬼口、という違和感もある。これ鬼口じゃないと仮定すると、消去法でキリエぐらいしかいないんだよなあ。そしてそれは割りと納得がいく…キリエの行動は作中で描かれてる部分に関しても、アリオのため、というのが一貫している。アリオをどう見ていたのかは分からないけれど、少なくとも大切に思っていたようには描写されている。冴子さんを殺すことはなかったと思うんだけれど。
色々考えてみても結局アリオは何をどう思ってどうしたかったのか分からない…というのはまあ、アリオにも分かってない、人間だから感情的に、衝動で動いてますよ、ということなんだろうか…実際アリオは鬼口を殺すときに自分たちの存在について思い悩んでいたわけだし、最初の殺人だって完全に衝動的なものだったのだから。しかしそれでも、どういう感情だったかすら分からないんだよなあ…まあそれだってアリオにも分かんないよと言われそう。
最終的に物語の中心になるアリオの心情が全く謎なので、作品としてのメッセージ性とかも謎になっている。その上で、関係者は全身死んで、真相は闇に葬られ(多分)…別にそういうのが書きたいわけじゃなくて、エロも SF もミステリも道具でしかなかったのかもしれない。じゃあ何が書きたかったのだろうか。うーん、謎。
ところで最後のアリオとキリエの逃避行はイリヤ思い出した。全然似てないけれど。まあ最後に行き場のない逃避行でおしまい、はよくあるか。
と考えると、作者的には書きたいものがあったわけではなくって、メフィストという雑誌で連載するにあたって、よくある題材を組み合わせて、メフィストに載せられるくらいのものを描きましたよ、好きなように読んでください、ということなのかもしれないなあ。メタ読みすぎて嫌だけれど。しかし、あとがきもないんだよなあ。真面目にミステリないしメッセージ性のある SF として読むには色々と足りない。
まあ面白かったけれど、考えれば考えるほどしっくりこないなあ、と思ったのだった。
あとぼちぼちパロとかオマージュあったけど、半分も気づいてないんだろうなあ。四話のトリック絶対元ネタあると思うんだけど。

転職

これまで入ってた ITS に引き続き入れると聞いていたのだけれど、契約社員は入れないとか言われて、うええ…となった。国民健康保険について調べたり手続きしたりしないといけない。そのためにはまず前職の職場に行く必要が…嗚呼面倒。前職の職場へはなんにせよ傷病手当の申請とかのためにいかないといけないんですが。あと離職票とか貰ってないし ITS のカード返してない。

新しい職場は、何故か一方的に素性を知られてる感じが…と思ったけどこれ前職の職場もそういえばそうだったなあ。インターネット怖い。

あと即風邪ひいた。他の人もひいてる。熱が出るとバグってる神経がおかしくなるのか体が勝手に硬直したりして、誰の体だと思ってるんだー!ってなった。

なんというか、別にお医者さんから部分就労可能と診断されたわけでもなく、ただお金がないからお金のために働いちゃいけないところを仕方なく働いているわけなのだけれど、こう面倒ばかり続くとそもそもしんどいのが倍の倍の倍だなあと…

まあ頑張るよぉ。