2016年4月9日土曜日

お仕事

三月末の契約更新は普通に行った。以前提示した額は普通だったけれど今回は案件が案件なので矢張り安い、ということで上げさせてもらった。妥当な額かどうかは矢張り分からない。個人事業主って難しい…

プロジェクトは、まあ兎に角ダメである。問題の根本を見据えず、目の前の課題で手いっぱい、そこに仕様変更やらがきて…と良くある状況。その上自分のチームは一番大事な箇所を担当しているにも拘らず、単純にマンパワーが足りない。やっと一人入った(誘った…)けれど、それまではボクを含めて三人だった。三人中二人はフルタイムコミットできない。これでマンパワーが足りるわけもない。比較的まともなとあるほかのチーム(というか社)も手を引きたがっている。こんなのでうまくいくはずもない。全体として成功させようという気持ちがないし、そういう空気を作っていこうともしていない。チームをまたいでプロジェクトを横断して引っ張っていく人間の不在もしくは能力の無さか、歴史的経緯か。繰り返しになるが何にせよ兎に角ダメである。

仕事の進め方もまずい。不明瞭なゴール、不足しているコミュニケーション、まともにない開発をサポートするためのツールや自動化、何より開発者と技術的なことも含めて話せるマネージャの不在。
リソースの不足は、まず効率をよくすること、人間なら開発環境の改善、マシンならスペックの向上、次に単純に足すこと、人間ならまあ適当にアサイン、マシンなら分散したりとかまあ色々。そういう発想が全くないようで、明らかに間に合わないゴールに向かって特に対策もせず突き進んでいる。
現在チーム(三人しかいないけど)のリーダー的な位置に居る人は、正直うまくないな、と思う。仕事の仕方が体力任せなところがある。経営者系によくあるパターン。彼らはどうしても体力がないとやっていけないところがあるので、淘汰されて大体体力のある人間だけが残りがちなんだけれど、それを開発者という立場でやられると、とても困る。技術者が技術に頼らないのは本当にダメだ。
そもそもプロジェクト全体として技術的にダメダメなんだけれど、これは一朝一夕では改善できない。するなら全員契約破棄して他所からもっとハイスペックな人間連れてくるとかだけれど、それができないから今があるわけで…ボクみたいな病人にすら声がかかるわけで…

問題は本当にたくさんあるけれど、全く改善されていないというわけではない。色々小うるさく言ったおかげか少し動きはある。ただどうにも根回しが不足していたり、結果使いこなせていなかったりと、大変厳しい。その癖、裁量、権利は与えてくれないので、一々説明したり説得したりしないといけない。これはツイッターにも書いた気がするけれど、マネジメントというのは、結局のところ、何処まで任せるかという話だと思っていて、その点から見ると、現状最低限しか任されていない。一人誘って入ってもらったけれど、ハイスペックな人間が入ったところで、力を十分に発揮できる環境ではない。当然スペック低い人もそれなり。なんともなあ。お客さんの方でも人は増やさないといけないということは把握していて(してなかったらまあボクに声かからないな…)、今後人が増えることは想定していたので、人が入ってきたときにすぐに仕事に取り掛かれるように、現状の属人性の高い部分とかを色々やっつけたかったんだけれど、ボクの限られた稼働時間ではとても無理だ。割と時間外労働というか、指示されてないことをこっそりやっていたりするんだけれど、なかなか…まああんまりするべきではないし…

お客さんが何故か開発経験ないっぽいのに、少し技術について知っている(自分が本当は何も知らないことを認識できない程度に知っている)からか、その辺コントロールうまくできると思ってるっぽいのが、マネージャの不在の次に大きい問題となっている。ボクはもうボロクソにいって(嘘、流石にお客さんなので、ちょっときつめにいうくらいです…)貴方はもうだめなんですよと暗に伝えようとしているんだけれど、何かよくわからないけれどやたら前向きな人でどうにもダメである。正直どういう脳をしているのか分からない部分がある(悪い意味ではなく)。何故二度プロジェクトをダメにしている人間がまだいるのか不思議だったけれどこの前向きさでごまかされているのかもしれないなあと思ったりした。もしくは、上の方の人は成功させる気がないんじゃないかな。

うんまあできることからこつこつとですね。責任感を感じすぎてる。よくない。ボクみたいなロートルが月に 40 時間程度の稼動でどうにかできる問題やプロジェクトではないのだ。ボクはボクの人生にコミットしたほうがいい。分かってはいるんだけれどうまくいかないから、病人やってるんだろうなあ。

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